中学受験のメリット・デメリット・向いている子【徹底解剖】

「中学受験」と聞くと、どのようなイメージを持つでしょうか?

現在ではだいぶ中学受験自体が一般化されてきました。首都圏では4人に1人が(地域によっては小学生の半数以上が)中学受験を選択しています。

中学受験をするか、しないか。は、ご家庭の考え方、価値観、環境で変わってくると思います。どちらの選択肢を選ぶとしても、まずは中学受験のメリット・デメリットなどを知った上で進路を選択するのが賢明です。

中学受験のメリット・デメリットは分かり易くお伝えします。

中学受験のメリット

中学受験を選択する場合、私立、公立にしろ中高一貫校、または大学附属の中学を受験することが大半です。

高校受験がなく大学受験に有利

当たり前のことですが中高一貫校には高校受験がありません。その為、6年間のトータルで見て授業のスケジュールがたてられています。

大半の中高一貫校では高校2年修了の時点で、公立高校の3年生のカリキュラムを終わらせてしまい、3年生の1年間はまるまる大学受験に充てています。

東京大学の高校別ランキングのトップ10のほとんどが中高一貫校が占めるのは以上の理由からです。

また学校生活が6年間と長く続く分、ゆとりがあり、ボランティア活動、海外研修などを用意している学校も公立に比べ多いです。

良い環境で学べる(設備、人間関係)

私立中学では最新の設備を取りいれてる学校が多くあります。

インターネットが使えるWi-Fi配備、最先端のICT教育、意外に重要なエアコン完備など。

息子
ICT教育とは情報通信技術を駆使した教育のことだよ。ノートの代わりにタブレットを使用したり、欠席した授業を動画配信で学べたりするんだ。
パパ
公立中学では半数近くエアコンがないよ。

設備の環境だけでなく、人間関係(イジメ、不良化)にも私立は力を入れている学校が多いです。

公立学校と違い、私立学校は教育現場でもありますが商業的な一面もあります。学校の評判が悪いと生徒が集まらず経営の悪化に繋がります。その為、私立学校ではイジメ問題や学校のイメージを損ねる問題などには敏感です。

中学受験を選択した理由に「地元の公立中学校が荒れているから。」と回答する親御さんも多いです。

学校ごとに教育方針がある

私立学校では教育方針が明確化されています。

インターバルな人材育成、部活動を通じての精神育成、など学校ごとにカラーがあり、卒業後の進路が想像しやすく、家庭の方針や子供の性格にあった学校を選ぶことが可能です。

中学受験のデメリット

中学受験にはメリットがある反面、デメリットもあります。

費用が高い

私立中学では3年間で約398万円も費用がかかります。公立中学の約143万円と比べると、255万円の差があります。

私立の中高一貫校と公立の中学⇒公立の高校の6年間での費用の差は6年間で約430万円の差が発生します。

他にも中学受験の為の塾に通った場合+αの費用が掛かります。

パパ
やっぱり私立は高い。
息子
だから最近は公立の中高一貫校の学校の人気が高いよ

関連記事

少子化で子供の人口が年々減っているの一方、中学受験を受ける子は年々増加しています。特に首都圏ではその傾向が著しく4人に1人は私立中学などに進学するほどです。 〝子供の将来のために中学受験を受けさせようか?〟〝でも私立中学の費[…]

公立中高一貫校は公立と同様の費用で6年間トータルでの質の高い教育を受けれるので人気が集まっています。

友達との別れ

小学校で出会った友達と離れ離れになってしまいます。

ただ仲の良い友達が中学受験することもありますし、新しい学校でも新たな出会いがあるでしょう。また公立中学に進学した場合も高校入学の際に、バラバラの進路に進むことになります。

パパ
別れの後には新しい出会いがあるよ。

受験勉強が大変

難関校を目指す6年生は週に5日、塾に通い、休日には一日10時間以上勉強することも珍しくありません。

習い事の両立も大変ですし、ゲームをやったり、友達と遊ぶ時間も限られてしまいます。

私立学校の試験では〝学校で習う以上のことも出題されます〟

メリット・デメリットのまとめと進路の考え方

上設で説明したように中学受験にはメリット・デメリットがいくつかあります。私立中学、公立中高一貫校、公立中学のそれぞれ特色を比べ、どのようなお子様にどの学校が向いているか見てみましょう。

私立中高一貫校

メリット

・6年間のトータルで質の高い授業が受けられる

・良い環境で学べる

・学校別に特色があり、お子様にあった選択が出来る

デメリット

・費用が高い

・受験勉強が大変(学校で習う以上の知識が必要)

どのような家庭(お子様)向けか?

・ある程度の家計に余裕がある

・難関大学への進学を希望している

・高校受験、大学受験(大学附属)の負担を減らしたい

公立中高一貫校

メリット

・安い費用で6年間トータルの質の高い授業を受けられる

デメリット

・設備などは公立中学と一緒

・受験勉強がある(学校で習う授業の延長線程度、知識よりもグラフの見方などが重要)

どのような家庭(お子様)向けか?

・難関大学を考えているが費用は安く考えている

・高校受験の負担を減らしたい

公立中学校

メリット

・費用が安い

・受験がなく、小学生らしいノビノビとした生活をおくれる(習い事なども辞めないで済む)

・小学校時代と、差ほど変わらない環境(友達と通学エリア)

デメリット

・高校受験がある(中学、高校と3年刻みなので余裕がない)

・中学によっては環境が悪いところもある

どのような家庭(お子様)向けか?

・小学校時代は子供らしくノビノビと育てたいと考えている、習い事を優先的にやらせたいと考えている

・幼い頃から受験というハードルを経験させたくない

まとめ

今回、例に挙げたメリット・デメリットは一部でしかありません。細かい点を見ていけば、それぞれに多くのメリット・デメリットがあることでしょう。

ただ家計が苦しいから中学受験は選択しない。と頭から決めてしまうのは選択肢を狭めてしまうことに繋がりかねません。

お金をかけなくても、家庭学習⇒特待生制度のある塾(家庭学習だけでも可)⇒特待生制度のある私立、または公立の中高一貫校。などの選択肢もあります。

まずは様々な情報を仕入れ、色々な視点から検討し、お子様の将来に向けプラスになる進路を選択することが大切です。

 

 

 

↓中学受験のサイトランキング

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ
にほんブログ村

↑応援ありがとうございます♪励みに頑張ります!