〝全国統一小学生テスト〟で時間的に一番タイトなのが【算数】になります。
問題の難易度の特徴としては、前半は非常に簡単な問題が続き、後半につれ徐々に難しくなっています。1問目と最終問題の難易度が全然違う構成になっています。しかし配点は前半も後半もさほど変わりません。(むしろ前半の方が配点が高い時もあります。)
〝全国統一小学生テストの算数〟の対策は、
- ケアレスミスをしない
- スピード勝負(ペース配分)
- 問題の取捨選択
以上の、3点になります。
では、一つづつ傾向と対策を見てみましょう。
〝全国統一小学生テスト〟【算数】対策
今回の算数の対策は、マークシート方式になる3年生以上が対象です。また特典のアメリカ視察が掛かっている小学4年生のテストを中心に話を進めますが、基本的な対策はどの学年も変わらないので、3年生~6年生まで対応できると思います。
今回は〝全国統一小学生テスト〟の【算数】の対策ですが、全教科に共通する対策もありますので、そちらもご確認ください。
全国最大規模の小学生を対象にしたテスト〝全国統一小学生テスト〟。 テスト前になるとテレビでコマーシャルもたくさん流れるので中学受験に興味がない方もご存じの方が多いのではないでしょうか? このテストの特色として小学生を対象にしたテストには珍し[…]
①ケアレスミスをしない
〝全国統一小学生テスト〟の【算数】で一番重要なことはケアレスミスをしない。ということです。
前半は正解率が90%を超える問題が多く、徐々に80%台、70%台と下がっていき、最後の問題は10%以下(時間的にタイトなことも影響しています)と徐々に難易度が上がっていきます。
まずは正解率70%を超えてくるような簡単な問題は必ず正解しましょう。その上で、50%付近の問題をいかに多く解くかが高い偏差値を取るコツになります。
塾の特待基準になる偏差値65を超えるには、上記の方法で十分取れます。逆に言うと、さらに上の偏差値、あるいは決勝大会の基準である50位以内を目指す場合は、ラスト2問くらいまでは全問正解させた上で、正解率10%以下の最後の方の問題が解けるかどうかにかかってきます。決勝大会を狙う場合は、全教科間違えられるのは1問~2問くらいになります。
テストにおいて〝ケアレスミス〟は非常に勿体ない間違いになります。 1点を争う中学受験において、たった一つのケアレスミスが合格、不合格を分けることもあり得ます。 「お子さんのケアレスミスで困っている。」という相談を受けることがありますが、ケア[…]
②スピード勝負(ペース配分)
〝全国統一小学生テスト〟の【算数】は、他の教科に比べテスト時間が長いのですが、問題数が多く時間がタイトな教科になります。(理科、社会は問題数は少ないですが時間が短いのでタイトです。)
その為、ペース配分が重要な大切な教科になってきます。
ペース配分の対策としては、実際に過去問を解いてみて感覚で掴むのが手っ取り早いです。、、と言っても、実際にその時に受けるテストの過去問は持っていない人が大半だと思います。そういった場合は過去に自分が受けたテスト、4年生なら3年生の過去問を何回か解いて、時間配分のペースを感覚で覚えましょう。
①のケアレスミスをしない対策を合わせると、いかにケアレスミスをしないで早く問題を解くかがポイントになります。
③問題の取捨選択
①ケアレスミスをしない、②スピード勝負(ペース配分)と難易度によって配点が変わらないことを考慮すると、正解率が10%を切るような問題に取り組む前に、1問目から見直しをした方が得点効率は高くなるでしょう。
必ずしも最終問題が一番難しいと決まっているわけでなく、最後から2問目が難しい時もあります。まずは問題を両方見て、時間がかからず簡単な方から解いた方が無難です。
算数の難易度の見方としては、答えの選択が少ないものが簡単です。一方、数字をきっちり当てないとならない、マークシートで桁の数字を一つづつ選ぶ問題では難易度が全然違います。例えば3桁の数字を桁づつマークする問題などはランダムで答えると1000分の1の確率になりますが、10個の答えから選択する場合は、適当に書いても10%の確率ではあたります。
〝全国統一小学生テスト〟【算数】の対策用テキスト、問題集
〝全国統一小学生テスト〟の算数で偏差値65~70を狙う場合、市販のテキストで対策する場合は今から紹介する2冊は最低でもやっておきたいです。
天才脳ドリル 空間把握
まず一冊目は天才脳ドリル/空間把握 中級です。
〝全国統一小学生テスト〟に実際に出てきてもおかしくない問題が沢山あります。
このドリルを一通りやる時間がない場合は、紙切り、回転図、タイル、投影図、積み木、サイコロころころ、切断、以上の7項目をやるだけで確実に得点に繋がります。
トップクラス問題集
2冊目はトップクラス問題集算数小学3年―中学入試をめざすです。
図形問題は天才脳ドリルで対策し、計算問題、文章問題はトップクラス問題集で対策出来ます。
一通りやる時間がない場合は〝標準クラス〟〝ハイクラスA〟のレベルの問題だけ解けるようになっていれば良いと思います。〝トップクラス〟レベルな難易度の高い問題は〝全国統一小学生テスト〟にはほとんど出題されません。
まとめ
〝全国統一小学生テスト〟【算数】の対策は、
- ケアレスミスをしない
- ペース配分
- 問題の取捨選択
の3点です。
家庭学習でする対策用のテキストとしては
- 天才脳ドリル空間把握
- トップクラス問題集
の2冊になります。
今回の記事の内容を参考にし、是非、高得点を目指してみて下さい。
↓中学受験のサイトランキング
↑応援よろしくお願いします♪励みに頑張ります!