全国統一小学生テストの傾向と対策【偏差値65~70超を取る勉強方法】

全国最大規模の小学生を対象にしたテスト〝全国統一小学生テスト〟。

テスト前になるとテレビでコマーシャルもたくさん流れるので中学受験に興味がない方もご存じの方が多いのではないでしょうか?

このテストの特色として小学生を対象にしたテストには珍しいマークシート方式が採用されています。(3年生以上)その為、対策の勉強方法も変える必要があります。

また全国統一小学生テストで偏差値65以上を取ると、塾によっては特待生制度を設けている所もあります。

今回は少し癖のあるテスト、〝全国統一小学生テスト〟の傾向と対策について解説します。

全国統一小学生テストの対策

〝全国統一小学生テスト〟は問題範囲が絞られていません。特定の単元だけを集中して勉強するのではなく、全ての単元を網羅する勉強をする必要があります。(それでも教科ごとに癖はありますので、教科ごとの対策は別の記事で解説します。)

その為、基本的な〝全国統一小学生テスト〟の対策は、普段の勉強と変わらず、苦手分野を作らず全ての単元を勉強、習得するしかありません。まずはそれが大前提になってきます。

今回の記事は、その大前提が出来た上で、さらに一歩進んで〝全国統一小学生テスト〟ならではの対策となります。

出題範囲

学年ごとに決められた範囲で出題されます。5年生の6月ならば、5年生の1学期までの範囲となります。

1学期で習う範囲と言っても、6月以降に習う単元は出ても解けない子がいますし、学校によって単元の進むペースが違ってきます。

時間があれば公式で言われている5年生の1学期までの範囲をやることに越したことはありませんが、時間がない場合は、5年生で習う勉強をするよりは4年生までの復習をきっちりした方が効果的です。(6月テストの場合)

出題難易度

〝全国統一小学生テスト〟は基本的な簡単な問題が大勢を占めます。後半になり、徐々に難しくなっていきます。

その為、高得点を目指す為には、〝難しい問題を解けるようになる勉強でなく、基礎的な問題をケアレスミスしない勉強〟の方が重要です。

上記のテストの難易度によって、某大手の中学受験塾の上位陣が〝全国統一小学生テスト〟では高得点を取れない子も出てきます。(それでも8割は超えてきます)

まずは基本問題をケアレスミスしないで全問正解。その上で、後半の問題を1問でも多く解くことになります。

偏差値65を取ることに限って言えば、最後の問題は解けなくても取れます。

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時間的には大変

出題の難易度は難しくはありませんが、テスト慣れしていないお子さんにとっては、時間的にタイトしかしれません。

特に算数は、速く正確に解く力が求められます。国語は文章を速く読む力が必要です。特に理科、社会は問題内容が簡単ですが、時間設定が短くなっています。

配点

〝全国統一小学生テスト〟の配点は特色があり、基本的に問題の難易度によって配点はさほど変わりません。

簡単な問題も、難しい問題も点数的には違いはなく、大手塾のトップクラスのお子さんたちが上位に入ってこれない要因にもなっています。

難問を解くよりもケアレスミス対策が必要です。

ちなみに配点は問題用紙の最終ページに記載されているので、配点を考えて問題を解く順番を変えたり、優先的に見直ししたり出来ます。

マークシート方式

〝全国統一小学生テスト〟はマークシート方式なのでマークシート方式ならではの対策も必要です。

分からなくてもマークシートは埋める

選択問題なので、分からない問題を適当に答えても、4択問題なら25%の確立で正解します。

時間的に間に合わなかった場合でも、残り数分になったら答えを選択するようにしましょう。

問題用紙の答えに〇をつける

問題用紙に答えの選択肢があり、そこから答えを選ぶのですが、問題用紙に〇を付けてからマークシートに転記した方が見直しが速くなります。

テストが終わって時間が余った場合、〇をつけていれば問題用紙だけでの見直しが可能ですが、〇をつけていない場合はマークシートと問題を交互に見ないといけません。

ただし、問題を解くスピードが遅く時間内に終わらすことが始めから出来ないと分かっている場合は、見直す時間も取れないでしょうし、問題用紙に〇をつけている時間だけタイムロスになるので注意が必要です。

〇をつける副産物としては、テスト直後の自己採点が出来るようになり、間違った問題の見直しが当日に出来るようになります。

問題の選択も必要の場合もある

上記で説明した複合的な理由。〝前半は簡単で後半につれ難しくなる〟〝難易度によって配点は変わらない〟〝時間的にタイト〟

時間の掛かりそうな問題を解く時に時間がギリギリだった場合は、その問題に取りかかる前に1問目から見直しをした方が良い場合があります。

まとめ

冒頭の繰り返しになりますが、出題範囲が設けられてない〝全国統一小学テスト〟の対策は基本的に普段の勉強方法と変わりません。

しっかり基礎固めをして、苦手分野をなくしましょう。

今回の記事の内容は、基礎固めがしっかり出来た上での対策となります。まずは日々の勉強が大切です。

次回からは教科別の対策を記事にする予定です。

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