日本最大級の小学生テスト、〝全国統一小学生テスト〟は毎年、10万人以上の小学生が受けます。
実はこのテスト、実施日の当日に、メルカリや、ヤフーオークションに多数の問題がインターネットで売りに出されます。
無料のテストなのですが、千円~数千円で売りに出され、完売するほどの人気です。
それだけ需要があるということでしょうか?
今回は〝全国統一小学生テスト〟の過去問の入手方法について解説します。
始めに
そもそも〝全国統一小学生テスト〟は範囲が絞られていないテストの為、どの単元から出題されるか分かりません。毎年、この単元が出題され、この単元は出ない。とか傾向があれば良いのですが、基本的には全ての単元が対象になってきます。なので過去問を解けば対策はばっちりというわけにはいかないテストです。
なので、過去問をお金を出してまで購入する必要は乏しいと思うのですが、以下の方には手に入れる価値はあるかもしれません。
過去問の使い道
過去問を有効に使える場合、使い方を考えてみます。
決勝大会(全国50位以内)が見込める方
お子様が優秀で、決勝大会に進めるチャンスがあり、是非、子供に決勝大会を経験させたいという方。
過去問で対策を練れば、確実に点数が上がるというわけではありませんが、決勝大会に参加できる可能性があるお子様で少しでもチャンスを広げたいという方には過去問で対策を取る価値はあるかもしれません。
小学4年生の6月のテスト
小学校4年生の6月から新しく理科と社会のテストが追加されます。理科、社会がどのようなテストなのか知る為、過去問を使って対策をすることも可能です。
特に全国50位以内に入り決勝大会が見込める場合、無料でアメリカ視察に行ける人生に一度のチャンスなので、このテストにかけてるご家庭も多いかもしれません。
数千円の出費でアメリカ視察の可能性が少しでも広がるなら、購入する価値はあると思います。
またこのテストは塾によっては特待生制度の基準になっていますので、そちらをお考えの場合も費用対効果は高いかもしれません。
時間対策として
〝全国統一小学生テスト〟の算数は問題数が多く、早く正確に解く力が試されます。
問題内容は例年変わる為、そういった意味での対策は薄いと思いますが、時間的なペース配分を掴む訓練するには過去問を解くのもありかもしれません。
ただ、お子様が前回受けたテストを使っても、ペース配分の間隔を掴めると思いますので、そこまで拘らない場合は、お子様が過去受けたテストで代用できると思います。
問題の傾向を掴む為に
範囲が広いテストなので、1年分の過去問を見ても、この単元が出やすい出ないとかの判断は出来ません。
ただ、問題の形としての傾向はなんとなく掴めるかもしれません。理科や社会は知識より、文章やグラフを読み解く力が必要、など。
そういった対策は【中学受験コム】でも教科ごとに記事にしていますので、興味のある方は参考にして頂ければ幸いです。
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過去問の入手方法
上記を踏まえ、やっぱり過去問が欲しいという方の為に、過去問をに入手する方法をいくつか説明します。
公式サイトの過去問
四谷大塚の公式ホームページに過去問のコーナーがあり、いくつか無料で公開されています。
アカウント登録する必要があります。メールアドレスを打ち込む必要もありますが、確認のメールが送られてくるわけではありませんので捨てアドで問題ないと思います。
気をつけないといけないのは、過去問の全てを解けるというわけでなく、問題の一部だけ公開されている点です。国語に関しては何故か、過去問がありません。文章問題は著作権が絡んでくるのかもしれませんが、漢字などは過去問を載せても問題ないように思えるのですが、、。
漢字の対策としては下の記事で公開していますので、よろしかったら下記記事をご覧ください。
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テストを受ける塾で貰う
〝全国統一小学生テスト〟は各地方で実施され、主に塾で実施されることが多いのですが、事前の対策授業が行われる教室もあります。そちらで過去問が欲しいと言えば、場合によっては過去問を貰えることもあるかもしれません。(貰えない時もあります。)
またテストの当日の日にも、〇年生の問題を欲しいとお願いすると貰える時があります。テスト当日に体調不良で来れない方がいた場合、問題が余るので、貰える可能性が高まります。
インターネットで買う
冒頭で説明した通り、テスト実施日の夜になると、沢山の問題が売りに出されます。
どうしても欲しいと言う場合は、インターネットで買うのが確実の方法です。その場合は、テスト当日は大量に出回っているので比較的安く買えます。(1000円くらいです。)
時間が経つにつれテストが迫ってくると、2000円を超えてくる場合もあります。
最後に
今回は〝全国統一小学生テスト〟の過去問を使っての対策方法と、入手方法についてご紹介しました。
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