予習シリーズの効率良い活用方法

今回、ご紹介する〝予習シリーズの効率良い活用方法〟は私が息子にとっていかに最小限な勉強時間で理解度を深めることが出来るか考えた勉強方法です。

息子は4年前期(3年2月)から塾に通い始め、半年過ぎました。後期からは勉強時間をかなり減らしています。

勉強は積み重ねですから、時間をかければかけた方が学力向上に繋がります。その為か、中学受験のテキストのボリュームは通常のテキストの他に計算あり、漢字あり、沢山のテキストがあります。そして宿題も多いです。学力を向上するのが塾の務めだから当たり前の話です。

ただ子供のオーバーワークやストレスを抱えないようにするのは塾でなく親の務めです。うちの子は塾以外にも他の平日は習い事をしていて時間が取れないこともあり、学習時間を抑えることを優先しました。

具体的には予習シリーズの副教材である〝計算〟〝漢字とことば〟〝算数の演習問題集〟は家庭学習で取り扱ないようにしました。この3冊は塾の授業でも扱われず宿題となっているのでほぼやっていません。

上記の宿題の他に、通常のテキストからも宿題が出されるのですが、あまりやっていません。

ここまで聞くと、ほとんどやっていないじゃないか、と思われる方がいると思いますが、それでもマンスリーテストや全国統一小学生テストでは偏差値70を取れています。

今回は後期から始めた最小限で労力で学習する我が家の勉強方法のご紹介です。

子供に合った学習方法を

冒頭にも触れましたが、今回は私が息子の為に最小限の時間で学力向上する為の家庭学習方法です。

私は子供1人1人に最適な学習方法があると思っているので、今回ご紹介する勉強方法が全員に通用する方法とは思っていません。

ただ集団塾の学習ボリュームや宿題の量が必要最低限とも考えていません。あくまで集団塾は全ての子供に対応する為に作られたカリキュラムであり、色々な子に対応するよう網羅するように厚めになっています。

家庭で子供に最適な学習方法を模索し、宿題の取捨選択、テキストの取捨選択は理にかなっていると思っています。

取捨選択の注意点

あくまで勉強は積み重ねですから、やればやるほど学力向上します。

もしお子さんが塾のボリュームや宿題の量に苦労していないようでしたら、わざわざ減らす必要はありません。

塾の宿題が多すぎて首が回らなかったり、お子さんに過度の重圧を与えていると感じたら、子供と話し合ってみましょう。

そして重要なのは、面談などで塾の講師と相談した上で宿題の量を調整して下さい。

我が家の学習方法

あくまで下記は我が家の学習方法です。一つのモデルケースとして例に出しますが、このまま真似するのでなくお子さんに合った学習方法にアレンジ程度のヒントに参考にして下さい。

塾の予習なし

塾の予習は一切していません。うちの子の特徴として新しいことに興味はあるが、復習は大嫌いという特性があるので、あえて予習はしません。

多分、予習していくと授業を聞かないと思います。

週末の復習方法

塾では、その日習ったことの当日の見直しを推奨しているのですが、当日は帰宅したら学習させていません。

その代わり、土日に4教科纏めて復習しています。

テキストでの学習方法

テキストは頭から最後まで一文字も残さず私が早口で読んで学習しています。その際、テキストに書いてないことも補足しています。

例を上げると、さつまいも⇒鹿児島の旧名薩摩から名がつく、甘藷とも言う。やせた土地でも育つ。(ここまでテキストの内容)補足として⇒鹿児島は桜島の火山灰で出来たシラス台地で土地が痩せてるから農業に向いてないけど、さつまいもはやせた土地でも育つから作れる。⇐(ここまで補足、調べずに言っているので事実かは分かりません。)

他に、私は戦国時代が好きなので、⇒薩摩は戦国時代に島津が治めてた。鉄砲が日本に初めて伝来したのは種子島。種子島時尭は鉄砲を2丁購入、島津に献上。島津は1丁は幕府に進呈。種子島 時尭 は娘をポルトガル人の鍛冶屋に娘を嫁がせ、火縄銃の量産に成功。日本で初めて戦に鉄砲を使ったのは島津貴久。現在、種子島はロケットセンターがある。⇐このへんまで早口でまくしたてます。(うる覚えで喋っているので間違いがあるかもしれません)

社会以外も理科、国語、算数も同じように私の補足を加えながら早口にまくしたてます。

問題集

テキストに載っている問題集や、演習問題集も基本的には早口の口頭でやっています。

理科、社会、国語は口頭のみ。算数は計算しないといけないので私が裏紙に書いて一緒に計算します。その際、出来るだけ暗算でやり、面倒な計算は計算機を使っています。

宿題に提出する部分は私がノートに書いてます。(息子は文字を書くのを極端に嫌います。)

理科、社会の演習問題集に纏めてみようというテキストを纏めるページがあるのですが、そこは初めから答えを見て早口で読み上げています。

漢字とことば

息子は文字を書くのを嫌いますが、一番嫌がるのは漢字の書き取りです。

5文字、同じ漢字を書くと頭が痛いと言って、布団に飛び込み、うーん、と唸っています。最初は演技かと思っていたのですが、どうやら本当のようです。(この辺の話は後日、纏めます。)

対策として漢字、ことわざ、慣用句の暗記ものはトイレにコピーして貼っています。

計算

単純な計算も漢字と同じように拒否反応を示します。漢字ほどひどくはなく、頭は痛くならないようですが、なんで同じような計算をしないといけないんだ。と発狂します。

なので塾の宿題ですが、やらないようにしました。

基本演習問題集

これも繰り返して学力向上を高める教材です。良く出来ている教材ですが、うちの息子は繰り返し作業が不向きな為、やっていません。

応用演習問題集は塾でやってない部分はやっています。応用問題は6問中4問は自力で解いてます。息子1人で分からない問題はまずは親子で考えます。それでも分からない場合は私が解答を見て、簡単なヒントを与えて解かせています。

地頭、否定派

今回、我が家の現在の家庭学習方法を纏めてみましたが、メールであなたの子は地頭が良いから~~みたいなメッセージを頂くことがあります。

ただ私は偏差値の高い子=地頭の良い子という考えは持っていません。頭脳は母親の遺伝が影響するという研究もあるので、遺伝もあるのでしょうが、それよりも後天的な学習の方が大切だと思っています。

塾の講師には、偏差値70超え=地頭の差と考えている人も大勢います。当ブログにも(本当かどうか分かりませんが)教育関係を名乗る方からのメッセージが多く、地頭派を唱える方が多数いました。(教育関係の人からご批判が多かった記事は↓)

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〝最難関校に入る子は地頭の良い子だけ。そういう子達は難問も涼しい顔でスラスラ解いちゃう〟、、、だとか、 〝偏差値70を取る子は楽しそうに勉強している、うちの子とは持っているものが違う〟、、、だとか、 〝普通の子が努力しても偏差値60台後半が[…]

うちの子が偏差値70取れるのは地頭と結論付けるのは疑問符が付きます。なぜなら地頭で片付けられると今までやってきて幼児教育(寝る前の学習テープ、数多くの実験教室の参加、博物館、科学館に連れて行く、幼稚園からの公文など)の行動が加味されていないからです。

仮に、今まで家庭学習も一切しないで4年生から塾に通い、少ない時間で成績上位になったとしたら地頭と言っても良いかもしれませんが、実際は違います。中にはそういう子もいると思います、そういう子が成績が良いのは地頭のお陰と言っても良いかもしれません。少なくともうちの子は地頭でなく、幼児教育の結果、偏差値70台を取れていると考えています。

塾の講師が偏差値上位は地頭良い子と言ってしまうのは、入塾するまで(入塾後も)の家庭での教育などが加味されていないからだと私は思っています。

 

 

 

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