効率的に勉強が出来るたった3つの方法

中学受験に出る範囲のボリュームは広く、私立中学の試験では教科書で習う以外の範囲も出題されます。その上、小学生は習い事や部活もあり、勉強に割ける時間が限られるご家庭が多いのではないでしょうか?

限られた時間の中で、全ての範囲を完璧に覚えようとしても時間的に厳しいものがあります。その為、勉強の効率化が必須になります。

今回はおすすめの勉強効率化方法を分かり易く解説します。

勉強の効率化

勉強を簡単に表すと①知る⇒②知識の定着化です。

①知る。の工程で全てを覚えられる人はいません。その為、②知識の定着化が重要になります。

知識の定着化の方法は、復習=繰り返して覚えるしかありません。

今回は、この勉強のメインである効率的な復習方法について解説します。

範囲の省略(復習=ただ繰り返すことではない)

冒頭にも書きましたが、10学んで10覚えていられる人はいません。授業を聞いた時は分かったつもりでいても、3日もすると徐々に忘れていきます。

人によって覚えが良い、悪いがあるので具体的な数字は人それぞれですが、10学んだ内、完璧に覚えた4、うる覚え4、忘れてしまった2だとします。

これを復習することで、完璧に覚えた6、うる覚え3、忘れてれしまった1にするのが勉強です。

そしてこれを何度か繰り返し、完璧に覚えたを10。つまり知識の定着化するのが最終目的です。

たまに復習を勘違いしている人がいるのですが、同じことを繰り返すことが復習ではありません。繰り返すことにより知識の定着化を目指すのが目的です。

考えかたを変えれば、知識の定着化してしまったものは復習する必要はありません

テキストを何度も繰り返してやるという勉強方法もありますが、上記のことを考えると非効率です。

家庭学習で復習する場合、親が子供の進捗度を把握し、知識の定着化が済んだ箇所を省いていけば勉強する範囲はどんどん狭くなります。

書かずに口答の方が数倍早い

答えを文字で書くという作業と、口答するのでは断然口答の方が早いです。

家庭で勉強を教える場合、せっかく親子二人で勉強しているのでしたら答えは書かせるより口で答えさせた方が効率的です。

我が家の場合、親が問題を早口で言い子供が口答するというスタイルを取り入れてから、学習の進捗スピードが3倍くらい上がりました。

3倍と言うのはうちの息子が書くのが嫌いと言うのもあると思いますが、この方法ならどの子もスピードが上がるのは間違いないと思います。

さらに上節の範囲の省略と組み合わせることで、学習スピードは5倍にも10倍にもすることが可能です。

塾の復習の場合、宿題を提出するので最初の一度は書かないといけないのですが、その場合も私がノートに書いています。二回以上、繰り返すときは口答のみになります。

問題集にはア~エといった記号を選んだり、用語や文章を答える問題がありますが、記号などの答えは全て口答、答えが漢字で子供が書けるか微妙なものだけメモに書かせています。

スイッチの切り替え(集中力が続く時間)

小学生はテレビゲームや、タブレットなど、まだまだ遊びたい年ごろです。

ゲームやタブレットは時間を決め、時間が来たら勉強をします。かと言って勉強もダラダラやっていては非効率です。

息子
一般的に集中力が続くのは45分と言われているよ
パパ
ワシは5分も続かないぞ

一般的に人の集中力が継続する時間は45分前後と言われていますが、あれは嘘です。少なくとも私は講習を受けると5分で眠くなります。ただ面白いゲームは一晩中やっています。

要するに、集中力が継続する時間と言うのは人によって違うし、シチュエーションによっても変わるのです。

一般論の集中力が継続する時間は45分という話を聞いて、家庭学習を45分と決めて勉強するのは非効率です。

世の中に溢れている情報や一般論というのはあくまで参考程度に留めておいて、重要なのは現物を自分の目で確認することです。この場合、現物というのは子供の集中力が続く時間です。

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大概の場合、勉強は面白くないので45分も集中力は続かないのではないでしょうか?

うちの場合は勉強の時間は10分~15分くらいを目安にし、40分遊んだらまた勉強というスタイルです。

パパ
勉強が大好きで何時間も集中してやれば良いのに
息子
そんな子いないよ。

効率的な勉強はどんな親子が向いているか?

時間がない子

時間があり余っている子は、さほど勉強を効率化しなくても、その分、時間と量でカバー出来ます。ただ習い事をしていなかったとしても遊ぶ時間も欲しいでしょうし、時間があり余っている子は多くはないでしょう。

習い事や、塾通いなどで時間がなければない子ほど、勉強の効率化は必須になります。

集中力が続かない子

集中力が長続きしない子ほど、勉強の効率化が求められます。

なるべく短時間に多くのことを覚えられるように工夫しないといけません。

それと同時に集中力が長続きするように訓練することも大切です。

親がマンツーマンで勉強を教えらえる

今回の記事で紹介した効率化の方法は、親子での家庭学習がベースになります。

小学生1人に受験勉強だけでなく、効率化も求めるのは酷な話です。親が子供の様子をこまめに観察し、学力の進捗度、集中力の見極めなど、広い視野で先導してあげましょう。

子供が中学受験を成功するか、しないかは親で決まります。

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まとめ

勉強に限らず、仕事も人生も効率というのは非常に大切な要素になってきます。

時は金なり、と言うように時間というのはそれだけ貴重なものです。場面によっては金よりも時間の方が大切というシチュエーションも数多くあります。

どうすれば効率化が可能か、何をすれば時短になるかを常に考え、家庭学習に取り組みましょう。

 

 

 

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