家庭学習で偏差値70を取る勉強方法(全国統一小学生テストの結果)

中学受験コム編集長のしんやです。

当サイトでは息子の〝受験奮闘記〟を担当しています。よろしくお願いします。

私は〝子供のタイプは様々、その子供にあった勉強スタイルが重要〟と考えていて、大勢を一律で指導に当たる塾よりも家庭学習の時間を大切にしています。

これからの記事で家庭で行った勉強方法などの情報も提供していこうと思っていますが、実際に効果があるのかどうか?不安になる方もおられると思います。

今回は息子の全国統一小学生テストの推移&対策などを公開します。

全国テストを活用する理由

塾の通っている子は塾主導で全国テストを受けますが、家庭学習を中心にしている子も全国テストはメリットが多いので受けた方が良いです。

全国テストの結果を書く前に、全国テストを受ける理由から簡単に説明します。

現在の立ち位置が分かる

全国テストを受けることによって、その子の立ち位置が見えてきます。

立ち位置と言うのは、偏差値や順位だけでなく、その子の得意な所、苦手な所も見えてきます。

成績表には問題の正答率も記載されていますので、周りが出来なかったけれど得点出来た箇所、周りは正解が多かったのに間違えてしまった箇所など詳細に分かります。

無料で受けられる

CMも流れる全国テストですが、無料で受けれます。

パパ
無料なのは助かるなぁ
息子
無料なのに成績表はフルカラーだし豪華だね

成績表はフルカラーで、かなり詳細の情報を貰うことが出来ます。

見えてきた立ち位置をヒントを家庭学習に活かしましょう。

今までの全国統一小学生テストの結果

息子は2年生の6月のテストから全国統一小学生テストを受けています。

テストの結果を見て、弱点や対策などを家庭学習に取り入れるようにしました。

2年生6月の結果

教科 得点/満点 平均点 偏差値 順位/受験者数
算数 115/150 85.7 63.4 1322 / 17847
国語 141/150 84.7 69.2 158 / 17847
2教科 256/300 170.4 68.3 370 / 17847

雑感

息子が初めて受けた全国テストです。

2年生のゴールデンウィークに暇だったので勉強を教えたところ、飲み込みが早く、発想力もあった為、息子の学力はどんなもんだろう?と思い、一カ月前に申し込み。

結果は370位、息子は出来が良いと思ってテストに申し込んだんですが、さらに勉強が出来る子がいて、上には上がいるんだな、と驚いたのを覚えています。

家庭学習での対策

テストを受ける前までは息子は理数系が得意だと思っていたのですが、今回のテストで国語が得意だということを初めて知りました。

得意教科、不得意教科が分かるという点では、全国テストは優れたツールです。

2年生11月の結果

教科 得点/満点 平均点 偏差値 順位/受験者数
算数 102/150 87.2 56.8 3897 / 19888
国語 146/150 82.7 70.0 26 / 19888
2教科 248/300 171.2 66.2 817 / 19888

雑感

一回目のテストの結果を受け、6月から家庭学習をするようになりました。

国語が偏差値70を超える一方、算数は前回偏差値63.4だったのが今回は56.8と撃沈。息子の弱点が見え、意義あるテストでした。

家庭学習での対策

息子の弱点は計算式のケアレスミスの多さでした。

正解率が一桁台の問題を正解する一方で、正解率70%越えの単純計算を3問も間違えると非常にもったいない内容。

このままではマズイと思い、公文の算数を退会させ、算数は家庭学習1本に切り替えました。

国語は結果が良かったので、そのまま公文を継続し、家庭学習は算数を重点的に実施。(特にケアレスミス対策の徹底)

3年6月

教科 得点/満点 平均点 偏差値 順位/受験者数
算数 138/150 87.9 70.2 121 / 23349
国語 136/150 82.3 68.3 353 / 23344
2教科 274/300 170.2 71.5 74 / 23343

雑感

算数は家庭学習で実施したケアレスミス対策が効果が出て、成績向上。

ケアレスミスを直すのは苦労するかもしれない、と思っていたんですが、自作のケアレスミス対策プリントを作るなどして家庭学習に取り入れたところ、意外と簡単に修正が効きました。

この時は、算数検定や他の塾の全国テストも受けていたのですが、ケアレスミスはしていませんでした。

家庭学習での対策

ケアレスミス対策が功を奏したので、もう大丈夫だろうと思い、家庭学習でケアレスミス対策をやらなくなりました。その決断が次回のテストの失敗に繋がります。

3年11月の結果

教科 得点/満点 平均点 偏差値 順位/受験者数
算数 120/150 78.8 70.1 381 / 28049
国語 136/150 71.7 72.9 101 / 28046
2教科 256/300 150.6 74.3 74 / 23343

雑感

この頃、家庭学習でケアレスミス対策を実施しなくなった所、息子のケアレスミス癖が再発していました。

ただ私は「前回のテストが大丈夫だったから今回も平気だろう。」と高を括り、テスト当日の朝に「ケアレスミスしないように暗算しないでひっ算して繰り上がりも書いて。」と指示。

テスト後に答え合わせをしようと、問題用紙を見てビックリ。3+3などの計算も全てひっ算していました。

その結果、時間が足らなくなり、大問を2つも時間内に解けず、マークシート方式なのに白紙解答というおそまつな結果でした。

家庭学習での対策

今回のテストで事前対策の大切さを知りました。

せめてテストの1週間前からケアレスミス対策を実施し、暗算しても良いもの、ひっ算するものの区別のルールを決めておくべきだったと痛感しました。

家庭学習ではケアレスミス対策&算数の時間対策を同時に取り入れて勉強しています。

家庭学習の重要さ

中学受験を受ける子の大半が受験対策の塾に通っています。(うちの子も4年生から塾に通い始めました。)

塾には塾の良いところがありますが、家庭学習には家庭学習の良いところがあります。

その大きな一つに、「子供の特性を見極め、学習スタイルを変えられること。」があります。

子供の特性というのは、得意分野苦手分野だけでなく、その子の性格や、集中力も含みます。子供の特性を知ると言う点では一緒に暮らしている親に敵う人はいません。

また全国テストの結果などを受け、学習スタイルを微調整出来るのは家庭学習の大きな特徴で、数名の生徒を一律で見ている塾スタイルでは一人一人ニーズにあった学習方法の提供は難しいと思います。

家庭教師や個人指導などの塾もありますが、費用が高い上に、〝子供の特性を知っている〟と言う点ではやはり親に敵いません。

それを考えると、中学受験に大切なのは塾や受験する本人以上の親の役割が大きいと言っても過言ではないでしょう。